高卒者の「技術・人文知識・国際業務」の申請

- 弊社で外国籍のシステムエンジニアの採用を検討しておりますが、採用予定者の最終学歴は高卒となります。申請に際しては、大学以上を卒業している必要があると聞いたことがありますが、申請はできないのでしょうか。
- 大学以上を卒業している場合には、御社での業務と関連する学位を有することを証明すれば、基本的な要件の1つを満たすことができますが、学位をお持ちでない場合には、実務経験を10年以上有することを立証する必要があります。
この実務経験とは、「貴社で行う業務と全く同じ業務の経験」である必要まではありませんが、申請上は少なくともIT関連のお仕事の経験を証明できたほうが安心です。
例えば「学業を本業として大学に在籍中に、アルバイトとして勤務していた、」というような場合には、この実務経験には含まれません。
しかし、実務経験という言葉からは連想されにくいかもしれませんが、大学のような教育機関で従事しようとする業務に係る科目を専攻していた場合には、その期間も実務経験の期間に含めることが可能です。
また、申請上の御社の区分(カテゴリー)が3以下の場合、申請時に職務経験の立証資料の提出が必要となります。
この資料は勤めていた会社ごとに新たに発行して頂く必要があり、➀在籍時に従事していた業務や、②その業務に従事していた期間等、書類の中に明記されていることが必要となります。
そのため、過去に在籍していた企業において上記のような証明書発行の有無の確認も必要となりますので、退職して長期間経過している会社での経験を申請に使用する際には注意が必要です。
なお、カテゴリー1、2の企業の場合にも、審査段階で職務経験の立証資料の提出が求められる可能性があるため、少なくとも事前に10年以上の経験があるかどうかを過去の経歴や在籍企業の情報を確認した上で申請されたほうがよいでしょう。
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