指紋認証制度対応サービス

1.指紋認証制度について
2007年11月20日から、来日する外国人には、テロ未然防止の対策として個人識別情報提供が義務付けられました。
具体的には、外国から到着した空港や港などで、機械の前に立ち、ガラス板の上に両手の人さし指を置きます。数秒でチャイムが鳴り、指紋の登録が終了します。顔写真も、同じ機械の前に立つと、小型のデジタルカメラで撮影されます。
登録された指紋などの情報は、入国管理局のコンピューターに送られます。入国管理局には、入国させない外国人のデータベースがあり、送られてきた指紋などの情報は、これらの外国人の指紋などのデータベースと照合されます。データベースにある外国人かどうかが、5秒ぐらいで判明する仕組みになっているようです。
入国させない外国人のデータベースには、国際刑事警察機構(ICPO)と日本の警察が指名手配した約1万4000人、過去に日本を強制退去になった約80万人の外国人、国境を超えて活動するテロリストなどが登録されており、登録された指紋が、こうした人物のものと一致すれば、入国管理局は入国を拒否したり警察に通報します。
今まではパスポート確認、入国目的を口頭で質問するだけでしたので、見逃す恐れがありましたが、コンピューターを駆使したこの制度の導入により、こうした人物の入国を防止できると期待が寄せられています。「新たな入国審査は危険人物の入国を許さないということと、不法滞在して強制送還された外国人の再入国を防ぐことに絶大な効果を発揮できると思っている」(導入当時の法務大臣の言葉を引用)
その一方で大きな波紋を呼んでおります。不法残留し退去強制によって帰国した外国人が、上陸拒否期間であるにもかかわらず、再度日本に上陸し、通常の在留資格を得て在留を継続しているケースがあります。
たとえば、本来はペナルティーとして日本に入国できないはずですが、何らかの方法(名前を変えた、偽った等)で入国し、その後、日本人と結婚するなど通常のビザを取得しているような方もいらっしゃいます。
現在は合法な滞在と変わらぬ生活をしているものの、過去において非合法な経歴を持つ方、このような方が再入国許可を取得した上で里帰りし、再び来日したとしても、空港で指紋データなどから過去の不法入国が発覚してしまい、入国をさせてもらえないというような最悪の事態が想定できます。
ACROSEEDは制度導入前から情報を収集し、多くの方から相談、ご依頼をいただき、事前に対処することで合法的に解決するサポートをしてきました。
次のいずれかの場合には在留資格を取り消されず、継続滞在できる可能性が高くなります。
2.日本国籍のお子さんを養っている
3.「永住者」または「定住者」の在留資格を持つ人と結婚している(又は結婚の予定がある)
4.日本に生活の本拠があり、現に有するビザ条件どおりの生活を営んでいる
2.指紋認証制度についてのよくあるご相談例
この他のケースで指紋認証制度でお困りの場合も無料相談を承っております。 ご相談をご希望の方はTEL03-6905-6370またはメールからご連絡ください。
ACROSEEDへの実際にあった相談事例 (名前は仮名)
フィリピン国籍のジーナさんは永住許可を取り、日本人の優しい夫との間にかわいらしい男の子を授かり、日本で幸せに暮らしていました。ある日のこと、フィリピンに住む家族に不幸があり、ジーナさんは悲しみの中、短期間フィリピンに帰国することになりました。
故人とのお別れの後、フィリピンの家族に見送られてフィリピンを後にしました。
成田空港に再入国をしようとした際に事件は起こりました。
ジーナさんも、ジーナさんを迎えに来ていたご主人も耳を疑ったそうです。いわく、10年ほど前に不法滞在で強制送還されたシンディーさんの指紋が合致したとのことでした。
実は、ジーナさんにも身に覚えがありました。
10年前にいわゆるタレントとして入国をしていたジーナさんですが、色々な事情があり、「シンディー」さんのパスポートで入国し、オーバーステイになっていました。そう、シンディーさんとしてオーバーステイになり、シンディーさんとして書類にサインをし、指印を押してジーナさんは強制送還されました。●POINT ジーナさんの指紋がオーバーステイ歴のあるシンディーさんの指紋として残っている。
シンディーことジーナさんはフィリピンに帰国後、本当の名前である「ジーナ」の名前で来日中から恋愛関係にあった夫とフィリピンで結婚しました。本来であれば上陸拒否期間で入国できないのですが、オーバーステイ歴が残っているのはシンディーさんの名前です。本当の名前であるジーナでの入国歴はありませんので、入国拒否も当然されませんでした。晴れて数か月後には「日本人の配偶者等」の在留資格で再来日を果たしました。子供にも恵まれ、永住者として幸せな生活を送っていたのは冒頭の通りです。
それでは、どのようにすればジーナさんの悲劇を回避できるのでしょうか。
ACROSEEDの成功事例
●嘘の名前でオーバーステイをしてしまい帰国した。厳密には不法入国であったが、当時の恋人と本当の名前で結婚後、「家族滞在」のビザを取って入国する。子供にも恵まれ、しばらくは不自由なく出入国をしていたが、指紋認証制度の導入により出国を断念。夫の永住申請に伴い、永住者ビザを取得する。震災の際、夫や子供、多くの外国人が帰国するが再入国できなくなることを心配して自分だけ帰国できなかった。子供が大きくなり、「ママはどうしておばあちゃんに会えないの」と言われ、ACROSEEDに依頼を決心する。
●本当の名前でオーバーステイ歴があり、本当の名前での記録が残っている。当時の恋人と嘘の名前で結婚をし、入国。この時点で不法入国をしたことになる。その後、嘘の名前で出産。子供の戸籍には嘘の名前で母親としての記載がある。八方塞がりの中、ACROSEEDに依頼を決心する。
実際にお手伝いした方には、法務大臣の記名押印のある通知書が届きました。「下記の者の在留資格を取り消さないこととしたので、出入国管理及び難民認定法施行規則第25条の14の規定に基づき通知します。」これを見てワナワナと力が抜けてしゃがみこんでしまったそうです。

【参考】(在留資格を取り消さないことの通知)
法務大臣は、法第二十二条の四第三項の規定により取消しの原因となる事実を記載した意見聴取通知書を外国人に送達した場合又は同項ただし書の規定により当該通知書に記載すべき事項を入国審査官又は入国警備官に口頭で通知させた場合において、当該事実について当該外国人の在留資格を取り消さないこととしたときは、当該外国人に対し、その旨を通知するものとする。一人で悩まず、是非ACROSEEDにご相談ください。法律の規定により守秘義務がございますのでご安心してご相談いただけます。
3.指紋認証制度対応サービスをご利用されたお客様の声
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A様 |
ご依頼内容:指紋認証制度対応サービス |
私は当時より交際していた彼との間に子どもを授かり、入管局より「定住者」の在留資格をいただき在日しておりました。しかし、私には様々な事情があり詳しくは申し上げることができませんが、入管局に申告していない事実があったのです。
日本で生活を続ける中で、その過去の過ちを悔いる気持ちはどんどん大きくなっていきました。いつか事実が発覚してしまうことを考えると、子どもが小さなうちに過去を清算しなければならないと思い、居ても経っても居られなくなりました。とはいえ、入管局へ事実を申告するとなると現在のビザは取り消されてしまうのではないかといった不安があり、私の場合はいろんな複雑な事情があったためとても自分たちでは判断出来ない状況だったので専門家に頼むことにしました。
最初は自分たちでインターネットをつかっていくつか事務所を調べて相談してみましたが、「ビザがなくなるわけではないから、そのまま更新していいのではないか」などと、今考えると私の不安を根本的に解消することとならない答えが返ってくることもありました。その様な中で、彼が電話相談したACROSEEDで、「可能性があるかもしれないので詳しく話を聞かせてほしい」と言われ、藁をもすがる思いで早速相談にいってみることにしました。
相談に行ったところ、宮川さんと高木さんが担当してくれるということで、私のケースに関する資料をすべて見せてくれ、私と同じようなケースでも許可が出る可能性があること、安易に更新すべきではなく事実を告白する必要性をはっきり伝えてくれたので信頼できる事務所だと思いました。
またその後も、同様のケースに関する入管局の判断指針などをきちんと追求し調べたうえで、再度相談に行った時には、改めて許可の可能性について正直にお話ししてくれました。また宮川さんは、早く申請を行って不安を解消したいという私の思いを理解してくれながらも、「このケースは非常にデリケートな問題を含んでいるため、慎重を期す必要がある」との判断から、私のはやる気持ちをなだめ、申請に要する時間の必要性を丁寧に説明してくれるなどの対応の確かさから、依頼することを決めました。
申請の準備段階では、高木さんが書類をきちんと作ってくれたのはもちろん、入国管理局へ伝えるべきことなどを細かく聞き出し、私の思いをすべて汲み入れ書類を作成してくれました。
それに許可が取れるまでしばらくは時間がかかるだろうと思っていたのに、1週間経過することなく許可をもらえたのには本当に驚きました。
お蔭様で現在私は家族と一緒に幸せに生活しています。これからビザ申請を専門家に依頼しようとしている方がいれば、私が自信を持ってACROSEEDをおすすめします!
4.指紋認証制度対応サービスの内容
本件サービスについては、プライバシー保護のため完全予約面談制となっております。
過去に不法滞在などで退去強制となったことのある方で、指紋と顔写真の提供が義務付けられたことに不安がある方に関するご相談に応じます。
その後、申請書類の作成をサポートいたします。根本的な解決に向けてサポートします。また、万が一、入国管理局の求めがあれば待合室まで同行いたします。